実家の小さな農園を継ごうと思ったキッカケ

初めまして。(2018.6.30)
神奈川県海老名市の小さな農園「市川農園」のこせがれです。
私は現在、有機野菜宅配会社に勤めている傍ら、実家の小さな農園を継ぐために日々勉強中の新米兼業農家です。
本サイトでは市川農園のビジョン農家のこせがれとして農業に対する思い、などを発信していきたいと思っています。
まずは私自身について紹介させて下さい。
私が生まれた海老名市は、東京や横浜などのいわゆる都心部から程よく離れたベッドタウンであり、住宅地と田畑が混在する近郊都市です。(最近は駅前に商業施設が立ち並び人口が急増中)
私は大のばあちゃん子で生まれて間もない頃から、ばあちゃんの背中におんぶされて畑に連れて行ってもらったそうです。物心ついた時には腰に剪定バサミとノコギリをさげて見よう見まねでばあちゃんの畑作業を手伝おうとしていたそう。
ばあちゃんが作った梨や野菜をいつも買いに来てくれるお客さんがいました。そのお客さんとばあちゃんがとても楽しそう会話をしているのを見ると「農業って人を笑顔にできるかっこいい仕事なんだなあ」と心のどこか無意識レベルで思っていた気がします。
そんな環境で育ったため、小学生の頃から将来は農家になりたいと思ってました。
しかし、大好きなばあちゃんの口から出る言葉はいつも決まって「農業は大変だし儲からない、安定した会社に勤めた方が幸せになるよ。」でした。
勿論、私の為を思って言ってくれた言葉だと分かっていましたが、私はこの言葉を聞いて何とも言えない悲しい気持ちになりました。自分の一番身近な存在であり、憧れの存在であるばあちゃんが自分の仕事に対して否定している。
私はこの時から農業で稼ぎ、ばあちゃんの言葉を良い意味で覆したい、と思うと同時に「農業」って周りからどう見られているのか、日本の「農業」についてもっと知りたいと思うようになり大学は農学部へ入って学びたいと思うようになりました。 
次回へ続く…

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