市川農園の『完熟いちじく』づくり
当園は富有柿を主に生産・販売していますが今年(2020年)からブルーベリーが加わりました。
ですが、実はもう一つ加わる果物があります!それは「無花果(いちじく)」です。
元々畑の隅に数本の樹が植えてあり毎年夏に家族では食べきれない程収穫出来るので少しだけ直売所にて販売をした所、これが好評で「もっとないのか?」というお声をいただく程に。
私自身、いちじくが大好きで色んな種類のいちじくを栽培してみたい願望もあり、今年から本格的ないちじく栽培に向けて準備を始めることになりました。
まずは品種選定、味は勿論、収量や耐寒性、耐病性も考慮して数品種に絞り込みました。
作付け初年度は全体の半分程度植え付ける予定で4品種を植える予定です。(1品種は畑で栽培中)
①《桝井ドーフィン》
日本のイチジクを語る上では外せない品種。栽培が容易で収量も高くイチジクの中では皮が硬めなことから輸送に向くため国内市場の約8割を占めます。果実も大粒です。園全体の15%ほど栽培する予定。
②《バナーネ》
「白いちじく」の愛称で親しまれているフランス原産の品種です。名前の通り熟しても果皮が赤黒くならず少し茶色に色づく程度。酸味が少なく糖度が高い、ねっとり濃厚な味わい。皮も薄いので皮ごと食べられる。園全体の15%ほど栽培する予定。
③《ブラウンターキー》
小粒で地味な見た目だが肉質が緻密で果汁が多いのが特徴。樹勢も弱いのでコンパクトに仕立てることが出来る。
園全体の10%ほど栽培する予定。
④《セレスト》
果皮は綺麗な赤紫色、小粒だが糖度が高くねっとり濃厚な味わい。皮が薄いので皮ごと食べられる。ドライいちじくにも向く。
園全体の10%ほど栽培する予定。
⑤《蓬莱柿》
日本古来の在来品種で完熟すると果頂が裂けるのが特徴。甘みの中にしっかりとした酸味もあり種のつぶつぶ感も感じられる。
当園でも昔から畑の隅で少し栽培しており畑作業のおやつとして毎年楽しみにしている。
2年後に美味しいイチジクをお届け出来るように準備を進めて参りますのでお楽しみお待ちください!