市川農園のブルーベリー狩り【栽培編①】

2022年の夏に『市川農園のブルーベリー狩り』オープンに向けての様子を綴っていきます。
今回から【栽培編】がスタート。ブルーベリーの苗木の生育の様子をお伝えしていきます。

苗木を植え付けた当初はこんな感じでした(2020/4撮影)↓↓

さてさて、今はどんな感じかというと…

ジャングルのように茂っています。たった3ヶ月でここまでの成長振り、養液栽培だから成せる業です。

喜んでいるのも束の間、新たな問題が発生しました…
何かというと↓↓

今年新しく伸びてきた枝の先端の新芽が黒く枯れています。真っ先に疑ったのは「水不足」「栄養不足」による生理障害。
しかしながら、当園は養液栽培のため毎日点滴チューブにより水を与え、しかもブルーベリー専用に配合した肥料を混ぜた水を与えているのでこれらの原因は直ぐに候補から消えました。

この写真を養液栽培システムの社長に見せた所、直ぐに「虫害」という返事がきました。
よくよく被害部を観察すると…

枯れた新芽の手前にポツポツと黒い斑点が見られます。ここに「シャシャンボツバメスガ」という蛾が卵を産み付けているということでした。実は自分も最初は虫害を疑ったのですが、被害部に幼虫らしきものが全く見られないため虫では無いだろう、と判断してしまっていました。
アドバイスを受けた上でもう一度、全体の新芽をよく観察していくと

いました、いました!
まだ完全に枯れていない新芽の中にウジ虫のような幼虫が1芽あたり3~5匹いるではありませんか。
見つけた時は疑問が晴れた嬉しさで喜んでいましたが、冷静に考えると「枝の先端が枯れる」という事はそれ以上「新しい枝が成長出来なくなる」ということを意味します。その下の芽が伸び始めて枝分かれはしますが理想の樹形と程遠くなります。
これはヤバいということで対処法を聞くと、「被害部を切除するのが一番良い」とアドバイスを頂いたので切除作業に入ります。丁度、夏季剪定をするのに絶好のタイミングなので剪定作業として切除することになりました。

今回はここまで。
次回は夏季剪定の様子をお伝えする予定です。お楽しみに~。

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