冬は暇そうに見える果樹農家、やる事は沢山あるんです!ということで「柿農家の冬しごと」第2回は「剪定」です。
剪定は1年で最も重要な作業と言っても過言ではない作業です。樹全体に太陽光が入り、光合成が充分に行われるような樹形を作るために無駄な枝と必要な枝を見極めながら枝を切り落としていきます。
残す枝の数で来シーズンに実る柿の数がおおよそ決まってきます。残す枝が多いと実は沢山なりますが一つ一つに充分な栄養が行き渡らず大きくて美味しい柿は出来ません。逆に残す枝が少なすぎると収穫量が減るのは勿論、樹自身が「枝をもっと増やさなきゃ!伸ばさなきゃ!」と実より枝に栄養を行き渡らせようとするのでこちらも美味しい柿は出来ないのです。

剪定前の柿畑の様子↓↓

防寒対策をしっかりして作業に入ります。

剪定作業に必要な3種の神器+αがこちら↓↓(剪定鋏、鋸、チェーンソー、切り口癒合剤)

高い所は梯子を使い、バシバシ切っていきます。

細い枝はハサミを使います。

太い枝の切り口は病原菌が侵入しないように癒合剤を塗って保護します。

剪定後の柿畑の様子。分かりづらいですがサッパリしました。剪定枝も山積みになっています。

剪定作業の後は切り落とした枝を機械で粉砕する作業に移ります。

山盛りの枝を粉末にして綺麗になりました。

さて次は「粗皮削り」作業に入ります。次回に続く…

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